トマトの「酸」と「鉄分」。
トマトソースなど、酸味の強い食材を長時間煮込むと。調理物に鉄分が多く含まれる。
「鉄」のフライパンは、「トマト料理」には適していない。
パール金属の「鉄のフライパン」。
「ガス火」だけでなく「IH調理器対応」。
IH対応の鉄のフライパンを買いました。「パール金属 鉄フライパン 24cm IH対応 鉄職人 日本製 HB-1520」。

なんだかこのフライパンを使いたくなる。
古くなって表面加工がとれた「くっつくフライパン」とは違って。
この「鉄のフライパン」は使いやすい。
でも、IHの火加減。
火の通り方が、なんだか独特。
だから調理のテスト、調整。
そして、なんだかこのフライパンを「使いたくなる」ので。
それにあった調理を考える。
なにかを焼きたい。

お酒のおつまみに。
焼いた油揚げ。
一時的に台所を離れたため。
少し焦げた。
でも、この焦げは、メイラード反応。
美味しさの秘密。
「表面加工がされた調理器具」ではできないこと。
鉄のフライパンで「マイクロトマトとバジルのパスタ」を作ってみた。

自家製、自然栽培の贅沢品。
収穫されて家にあるフレッシュトマト。
ジェノベーゼバジルもある。
これは、パスタを作るしかない。

ソースの材料は、シンプルに。
トマトとひまわりオイル。
塩、バジルとパスタ(お気に入りはモンスッロ)。
仕上げに。
エクストラバージンオリーブオイル。
最後に、黒コショウで完成。

ソースを味見していてなんか違和感、おかしい。
にごったような?
変な味が混ざっている。
変な味の原因は、鉄分。
そういえば!
思い出して、フライパンの注意書き。
確認すると。

変な味の原因は、やはり鉄分。
トマトソースなど、酸味の強い食材を長時間煮込むと。調理物に鉄分が多く含まれる。
トマトの酸がそれを溶け出させるらしい。
身体に害はないらしいし。
現代人に不足した「鉄分の摂取」はできました。
とはいっても。
「トマトを使ったパスタ」をもっと美味しく作るには。
適材適所。
別の調理器具が必要です。