農業の難しさのひとつは、土地の貸し借り。
農業をやる上で解決しなくてはいけない問題。そのひとつが、農地の取得。
「農地は有り余っているので、簡単に借りられます。家を探すほうが難しいですよ。」
数年前の農業フェア。
この城里町役場の職員さんとの話。
結果、家を借りることがスムーズに決まった。
そして、移住、引っ越して現実。
農地、土地はあっても貸してくれない。
持ち主もそこにはいない。
農地の取得、貸し借りの問題。
農地、土地はあっても貸してくれない現実。
実は、役場にいっても情報はない、まったく把握していない。
なんとなくわかって、知ってはいたけどね。
あれから3〜4年が経過。
対個人では。
「使っていない畑、田んぼあるから。」
「あまっているから使って。」
「やっていいよ。」
ここに、住み始めてから、そういう話、声を多く聞くようになる。
畑の面積はもうすこし必要だとしても。
ウチから距離的に離れすぎている場所は無理。
でも現実的にはあまって、困っている農地があることは確か。
そういう土地をうまくマッチングできればいいのだけど。
そして、今回は畑の管理を、逆にお願いされる。
近所に空いている土地がありながら。
借りられない。
使える農地、畑がなくて困っていた状況が数年続き。
それから。
今シーズンは急に。
「お願いしますよ。」お土産まで。
農地、面積が必要、探してお願いする立場から逆転。
畑の面積が増えるのは好都合。
おまけに耕作放棄地。
肥料や薬が入っていない土地は、自然栽培には最適。
とはいっても、畑を管理するには時間、お金が必要。
そして、現場を見ると。
農業の機械が入れないかもしれない。
条件の悪さ。
資金、お金の問題が未だに解決できていない。
お金、資金がない状態が解決できない。
町から、新規就農者個別相談会の案内が数ヶ月前に。
農業、商売には、元手が必要だというこちら側の説明。
相談に行ったら予想通り相手にされず。
「農業で収入が得られるようになったら、資金を貸す手段があるかも。」
禅問答のような答え。