「ストーカーとの七〇〇日戦争」読み終わりました。
個人的には、ストーカーなど犯罪に巻き込まれたなどの理由で。
この本を手にとったわけではなく。
(ウチにはもういないけど)ヤギ飼いであること。
田舎暮らし、移住者、狩猟者(罠と銃猟の違いはある)の共通点。
特にその当時、情報の少なかったヤギの飼育方法について、参考、勉強したい。
だから、以前から著者の文章、本を読んでいた。
でも、なんとなくSNS上で露出が少ない、減ったな、と感じていたのは。
ストーカー被害という事情があったからか。
「ストーカーとの七〇〇日戦争」文章的には、読んでいて面白い。
文章的には、いつも通り読みやすく、引き込まれる。
でも、内容的には、途中から読み終わるまで、スカッとしない。
今回の場合では、犯罪の被害者が平穏に暮らすため、戦う相手は、本来加害者。
でも、罪のないはずの被害者が、別のところとも戦わなければいけない。
感情で組織は動かないとしても。
被害者救済の仕組みにはなっていない社会。
一般の人が未知なものと戦うことになる。
普通の人が、ストーカー被害もしくは別の犯罪被害にあったとしても。
この本の著者のように自らで本当に助けてくれる、頼れる可能性の相手。
メンタルのケアもしてくれる相談所、相談者を見つけることができる人。
ましてや、公に向けて声をあげることができる人は、ほとんどいない。
犯罪に巻き込まれると一般の人が、未知なものと戦うことになる。
著者のストーカー被害の大変な体験から。
現在、ストーカーのトラブルになりそうな人たちへ。
問題が大きくならないように対処法も。
被害にあっていて混乱していた時期なはずなのに。
単なる記録ではなく、本。
読み物として面白い。
とはいえ、
社会の実情、社会のマイナス面が見えたようで。
読書の中盤から読後まで、気分はどんより感。
気分的にも面白いのは、こっちの本。