梅干しは、なんで塩を使ってから干すのだろう?
青梅は、「かなりのエグミ」。
そのままでは、とても食べられません。
青梅を食品乾燥機で干してみました。
梅干しは、漬物。
だから、製造販売をするには、漬物製造業の専用施設が必要。
でも、塩を使う理由を。
調味ではなく、「食品保存の目的」という解釈をすると。
乾燥野菜としての販売も可能なのでは?
梅干しは、塩で加工しない方が美味しいのではないか?という疑問。
梅干しは保存食。
塩で水分を抜いて、乾燥させるのが一般的。
副産物としてできる梅酢。
この梅酢に抽出された水分と風味。
ウメの実自体から、美味しさが抜けてしまっているのではないか。
だから、そのほかの乾燥させた食べ物。
ドライフルーツや、乾物のように。
単純に「そのまま干すだけの梅干し」ができるのでは?と思いついた!。
青ウメを食品乾燥機で乾燥させてみました。
傷のついた青梅を数個採ってきました。
さっそく、ウメの乾燥テスト。
食品乾燥機を使って、70℃で、10時間。
こうなりました。
果肉に「しっとり感のない梅干し」。
干しすぎ、乾燥させすぎなのか。
でも、このくらい乾燥させないと保存がきかないはず。
しっとりとした果肉を保ったまま保存ができる工夫、知恵。
梅干しに塩を使う理由は。
しっとりとした果肉を保ったまま。
保存ができる工夫、知恵ということか。
では、この「塩に漬けてから干す」という技術。
ほかのドライ野菜、乾燥食品の加工にも応用が効く可能性。
でも、食べてみると。
実は「違う理由」でした。
青梅はそのまま食べてはいけません!
「乾燥させた青梅」を食べてみた結果。
乾燥させただけの青梅は「毒」。
特にタネのあたりは。
かなり「ヤバい」です。
「エグミ」でとても食べられません。
梅干しに使用する「塩」や、シロップ漬けの「砂糖」で。
そのアク、毒が中和されるのか?
食用になる不思議。
いずれにしても。
青梅は「そのまま食べてはいけません!」。