この話の完結編。
赤沢富士から鶏足山。
鶏足山へ行くには赤沢富士を経由する。
ここまで大変な登りしかなく。
この先どうなるのか?
えっ!ここから?というくらいの。
人が一人通れるくらいの道。
先が見えませんが。
まあ行ってみる。
行ってみると。
入り口だけ険しいふりのアトラクション。
そしてここからはなぜか。
平坦だったりアップダウンの歩きやすいハイキング。
もう、口笛だって吹けるくらい余裕。
曲は、ビリージョエルのアップタウンガール。
アップダウンとアップタウンが似てるから?なんだかこの曲。
車で聴いてたからかな。
それにしても駐車場がいっぱいだったのに。
人とほとんど会わないのはみんなどこへ行ったのだろう?
眼前に高い山。
余裕で歩いていたのに。
目の前に山が。
まさかあれが目的地?
登りきれるのか?
山登りは事前準備が必要。
10数年前に買って、数年間履いていなかった靴。
登山靴のソールが剥がれた!
まず左足。
しばらくすると右足も。
とりあえず靴ひもをソールに回して固定。
最終的には完全に剥がれ、とれてしまったけど。
ソールがない、薄いほうが歩きやすいことがわかった。
実はこのブーツ歩きにくかったのです。
そのうち直してもらおう。
鶏足山の山頂。
テクテク歩いていると、あれっ?
拍子抜けする。
ここが鶏足山の頂上。
楽にたどり着く。
そして。
この景色は別格。
ここまでは木の中の道をただひたすら歩くだけ。
山頂だけは、いきなり開けて。
180度、見渡せる。
これが登山の醍醐味?
言葉に出して言ったか、言わないか、心の声か。
これが登山の醍醐味?
感動的。
苦しいところ、先が見えないところからの天国のような光景。
近くには、ここより高い山がない。
下界を見下ろす神の気持ち。
売店、おでん屋さんはない。
初日の出を観に、写真を撮りに来るひとがいる鶏足山。
この山頂。
売店、おでん屋さんも山小屋もない。
初日の出を観に、写真を撮りに来るひとがいるらしいけど。
予想、期待と違って狭い。
鶏石へ。
景色は抜群。
ここでじっとしているわけにはいかない。
目的地へは到達したけど欲が出る。
鶏石を見に行こう。
今度は下りで、すこし急。
途中、この山で一番怖いスポット。
この景色をみると改めて山、高所にいることを感じる。
これが鶏石。
そして、来た道を帰る。
帰りに感じる山の木の根の階段。
歩きやすいけど。
これを踏みつけていいのかな。
無事に帰る。
靴のトラブルはあったけど。
普通に登って帰ってきました。
山に登るおもしろさ。結果わからず。
みんな、何のために山に行くのか。
健康、体力作り?
面白いのかなという疑問。
今回、鶏足山に登った理由の多くが、それを感じるため。
体力は維持、増進できる。
一般的な生活、動きよりも鍛錬になるのは確実。
でも、どちらかといえば精神的な面。
哲学的な側面を強く感じる。